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タイの短期留学シェア/あゆみ
- 代々木上原ヨガスタジオ studio GOD -
公開日:2023.05.16|最終更新日:2023.05.16
いつもありがとうございます!
毎週水曜日 19:30~の柔軟性向上レッスン担当あゆみです。
今日はちょっと、私のお話を。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが
わたしはトレーナーであると同時に
タイ政府認定のタイ古式マッサージのセラピスト兼講師でもありま す。
今年2023年2,3月の2ヶ月間
チェンマイにある、わたしのタイ古式マッサージの母校にて
さらに1つの講師となる為の講座を2ヶ月に渡り受講してきました 。
その期間はstudioGODもお休みを頂くこととなり
ご迷惑をお掛けいたしました。
そして、快く勉強のため!と送り出してくださった
ディレクターのゆかさん
レッスンを1人で担当してくれたあゆちゃん
そして、いつも元気を与えて下さる生徒の皆さんには
本当に感謝しかありません!!
ありがとうございました。
わたしがタイ古式マッサージを極めたいと思ったきっかけは
実はヨガなんですよね。
タイ古式マッサージは
【2人でするヨガ】とも言われており
2500年前から伝わっている世界無形文化遺産です。
わたしも、タイ古式マッサージから
沢山の恩恵を受けてきました。
ストレッチが好きな理由も、
人よりちょっとストレッチをかける事が得意な理由も
全てはここにあります。
今回はお休みを頂いた分
タイで学んできた事などをぜひシェアさせて頂きたいと思います。
本物のストレッチ
タイにいらっしゃる先生方はほんとにストレッチが上手です。
わたしの身体は柔らかい分、
普通のストレッチではあまり効果が得られません。
セラピスト側の意見からすると
身体が凝り固まっている人をマッサージするよりも
身体が柔らかい人をマッサージする方が
実はめちゃくちゃ難く、テクニックが必要です。
なぜなら
「何故ここまで体が動くのか?」という感覚を
セラピスト側が持てないし、体験出来ないからです。
自分が体験していないことを
人に伝えるのって難しいですよね?
そんな感覚です。
けれど、タイの先生方はそのあたりは容赦なしです。
こんなふうになっちゃいます。
普段どんなストレッチを、受けても
「特に大丈夫です!」という顔をしている私が
先生のスペシャルストレッチを受けて
「Too much!!!(効きすぎ!!!)」と
顔を真っ赤にしてギブアップしたら
「イェーイ!!!」とダブルピースされておりました。笑
どんなタイプにもガッチリと効くストレッチを
パパッ!とその場でcreateしちゃう先生方は
本当に尊敬出来て、そして楽しんでいらっしゃいます☆
沢山教えて頂き
沢山体験させて頂き
本物に沢山触れてこられたことには
感謝しかありません。
本物の解剖見学
日本ではまだ違法とされている
ご献体の解剖観察
タイではそれをしっかり見て学ぶことが出来ます。
ホルマリンで保存されたお身体を
筋肉一つずつめくりながら
生きていたお身体を観察できる機会なんてめったにありません。
(日本では医師免許を持っている方のみとなるそう。)
本物の写真は撮影不可だったので
参考画像だけ載せておきますね。
※見たくない方はサラッと飛ばしてください。
当たり前ですが
すごく【生きていた形】がリアルにそこにありました。
実際、何人かのクラスメイトは気分が優れなくなり
退室していく子も、、、、。
髪や爪はリアルに、生きていた事を教えてくれて
肺が少し汚れていたらヘビースモーカーの方の肺というのがわかり
手術の跡、歯の生え方、関節の付き方
全てがそこに生きていたことを示していました。
そしてテキストでは平面でしか想像出来なかった
脳の重さ
肺の立体感
神経の細さ、太さ
筋膜の付き方
関節の細かな動き
それらを見ることで
「すとん!」と腑に落ちることがありました。
百聞は一見にしかず、とは正にこの事かと。
私自身、ストレッチの仕方や触り方が
そこからすぐに変わりました。
今年の11月には
日本語解説付きの解剖見学リトリートもチェンマイで行われるそう です。
興味がある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか☺️
詳細をお伝えすることも可能ですよ!
チャリティーと、これからの事
今回、わたしの大きな目的の1つとして
チャリティマッサージがありました。
タイは日本よりも発展しておらず
そして貧富の差も大きいです。
バンコクはまだしも
チェンマイという北タイの田舎町は
本当に何もありません。
何もないからいい。という面もありますが
その貧富の差が子ども達に影響するのは
改善点が大いにある所だな。と思います。
チェンダオという場所に
何らかの理由で子どもだけになってしまった子達を集めた
施設があります。
(日本でいうところの、児童養護施設のような場所)
すごく大きくて、1つの学校のようになっており
そこには400人~500人の子供たちが
寮生活をして暮らしています。
子ども達は笑顔いっぱいで人懐っこくて
本当に可愛らしいです!!
ただ、お昼ご飯を一緒に過ごした時は
「え?育ち盛りの子ども達の食事ってこれでいいのか、、、?」
と思うものでしたが、 500人いる施設の子ども達みんなにご飯が行き渡る為には仕方の 無い事だとおもいました。
その施設に居られる子どもは16歳まで
16歳の誕生日が来たら
強制的に施設から送り出され、
たった独りで生きていかなくてはならないんです。
そんな子ども達が生きていける術の1つのとして
\\フットマッサージを教えに行く//というのが
チャリティーマッサージの目的です。
わたしは好きでこの仕事を選びました。
でも、選ぶという選択肢が無く
生きていく為の手段として学ぶ子達の姿勢は
やはり吸収力が数段違っていて
どうか、幸せに生きていってほしい。と
精一杯、子ども達に答えられるように過ごしてきました。
学べる場所があること
学べる先生が居てくださること
今、生きてここに入れること
それが全部幸せな事で
もっともっと精一杯毎日を生きていこう、と思えた
学びの多い2ヶ月間でした。
そして、そんな場所に行けた事に感謝と
お帰りなさい!と言って下さった生徒さん達に還元出来るよう
これからも精進し続けて参りますね!
ありがとうございました!!!
あゆみ