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ピンチの時は…/江原枝里子
- 代々木上原ヨガスタジオ studio GOD -

公開日:2022.06.07|最終更新日:2022.06.07

こんにちは!
studio GOD筋肉担当インストラクター江原枝里子です。

今回は、先日起きたピンチついてお話したいと思います。

娘は幼い頃からテニスをしており、平日は毎日練習、週末は試合で関東全域を移動する日々です。

そんなある試合当日の早朝、娘を車に乗せて家を出発しました。
ほどなくして高速道路に入ると、事故の後なのか、発煙筒が焚いてあり、「朝から事故って大変だよね。」と娘と話しながら進んで行きました。

なんでもない試合前の車中だったのですが、1時間ほど走ると急に路面がガタガタ揺れはじめました。あまりに揺れが長く続くので、おかしいなと思いつつ運転を続けていると、バックミラー越しに黒い物体が舞っているのが見えました。
慌てて路肩に停車し、車から降りて車体を確認すると、右側の後輪が無惨な姿に。。
タイヤのホイールが見えるほどボロボロになっていました。
わかりやすいほどのパンクでした。

パンクに気づいた時間は7時、試合は9時から。
試合会場まではあと1時間くらいかな。そうすると試合に出れなくなってしまう、どうしようと頭はパニック。
頭の中がグルグルしながらもなんとかJAFに電話をしましたが、電話を持つ手は震え、現在地すらうまく伝えられない状態になってしまいました。
その後なんとか現在地と状況を伝えることができ、JAFの到着を待つ事に。
待っている30分間は、路肩の隣でビュンビュン走る車の振動が恐怖に感じ、絶望感に押し潰されていました。
そんな中、隣にいる娘は至って冷静。「試合はまたあるし大丈夫だよ!」と慰めてくれました。
本来は、親である私が冷静であるべきところを娘に救われる始末。

そうしているうちにJAFが到着。車内は危険とのことだったので、娘と私は車外に移動し、発煙筒が焚かれる様子を間近で見ていました。

そして、レッカー車が私たちの車を運んでくれることになり、私たちはレッカー車の助手席に座って、車と共にインターを降りました。車高の高いレッカー車助手席は、絶望を忘れさせてくれる特別な感覚でした。
その後、無事にタイヤ交換を済ませ帰路につきました。


パンクにより、娘は試合欠場となってしまい、残念な結果になってしまいましたが、パンクが後輪であったことが不幸中の幸いだそうです。
前輪だったらハンドルを取られて大事故に繋がったかもと聞くとゾッとします。

今回の経験を振り返って思う事はただ1つ。ピンチの時こそ深呼吸です。
自分の呼吸さえ感じられない時は冷静でない時。ヨガのアーサナをとっていない時も、自分の呼吸を感じて、今ここにいる自分を冷静に見つめる。
ヨガでよく聞く言葉に「マットからおりてもヨガは続きます。呼吸を感じて自分の内側に意識を向けることが大切。」
その意味を身をもって深く理解した出来事でした。

みなさんも、パンクにはお気をつけください!
そして、ピンチの時は深呼吸をして冷静に、今の状況をジャッジすることが大事です