【2021年】《癒しの月ヨガ》新月と満月の過ごし方とヨガポーズ紹介 ／ 高橋 エマ
- 代々木上原ヨガスタジオ studio GOD -

海面の水位（潮位）は約半日の周期でゆっくりと上下に変化しています。 この現象を「潮汐」（潮の満ち引き）といいます。

「潮の満ち引き」が起こる主な原因は、月が地球に及ぼす引力と、地球が月と地球の共通の重心の周りを回転することで生じる遠心力を合わせた「起潮力」にあります。

地球と月の関係性には比になりませんが、地球と太陽との間でも、小さい起潮力が生じます。

「潮の満ち引き」は月が地球の衛星であることで日に2度起こります。

地球に対して月と太陽が直線上に重なるとき、月と太陽による「地球が引き伸ばされる」ような起潮力の方向が重なるため、高低差が大きい「大潮」となります。

その時の地球は月と太陽それぞれの引力にひっぱられた一番強い状態なのです。

つまり、新月と満月が「大潮」です。

月と太陽が互いに直角方向にずれているときは、起潮力の方向も直角にずれて、互いに力を打ち消す形となるため、満干潮の潮位差は最も小さくなります。 この時期を「小潮」といいます。

新月から約7日後の「上弦の月」と満月から約7日後の「下弦の月」の頃には小潮になります。

月の満ち欠けを意識したヨガの過ごし方。

▪️新月（シンゲツ）

朔（さく）やNEW MOONとも呼びます月齢0／旧暦1日

新月とは、太陽・月・地球の順に並び、太陽の光を反射した《月》を目視できませんが、「見えないエネルギー」が降り注いでいる日です。

そのエネルギーの正体は【新たな始まり】を表しています。
何かをリセットするのに最適な日で直観が冴え渡り、イメージしたものを現実化しやすいです。

▪️上弦の月（じょうげんのつき）

弓張月（ゆみはりづき）とも呼びます

月齢7.5頃/旧暦8日頃

右半分が輝いて見える半月弓を引いたような形から弓張月ともいう新月から満月に向かうちょうど半分の月です

 

判断力が冴え渡り新月に立てた目標を叶えるべく困難にも立ち向かうエネルギーが高まっています。
土台作りに最適な時期なので、
ヨガではグラウンディングを高めるのにもピッタリです！

 

◎過ごし方◎

行動力を意識して生活してみる普段しないことにも果敢に挑戦！ココロもカラダも何でも吸収するので、新しい勉強を始めたり、体作りを始めたりするのにもピッタリ。積極的に外に出ましょう

 

《上弦の月におススメのヨガポーズ》

木のポーズ/戦士のポーズ1〜3/ハイランジ/下向きの犬のポーズ/三角のポーズ/椅子のポーズ/鷲のポーズ/踊り子のポーズ

 

▼ポーズで得られる効果

・自分の軸が育ち、ぶれない自分になる

・ネガティブなものの影響を受けなくなる

・集中力アップ・自信がわいてくる

 

▪️満月（まんげつ）

望月（もちづき）/十五夜（じゅうごや）/FULL MOONとも呼びます

 

月齢14/旧暦15日

真の満月はふつう旧暦15日の十五夜かその翌日となります

 

満月は、太陽・地球・月の順に並び、月は太陽の反対方向にいるので、太陽が沈むとほぼ同時に東から昇り太陽の光を受けた月は夜の間中、地球から見るとまん丸くみえます。

満月の時間、月のエネルギーは最大になり「達成・完了」の力で溢れます。浄化力も最高潮になりますから「心のデトックス」をしていくのに最適です。

 

◎過ごし方◎

□新月で立てたアファメーションを振り返っててみましょう。紙を見ながら、叶ったかどうか振り返ります。叶った願い事があれば自分を沢山褒めてあげます。叶わなかった願い事には、何故達成できなかったのか改善案を書き出します。そして、次の新月に向けて改善案と共に過ごしてみるのです。
新月の願いごとの実現力が飛躍的に高まりますし、あなた自身もその願いにふさわしい人物へと成長してゆくのです。

 

□浄化力もMAXになりますから「瞑想」をして「心のデトックス」をしましょう。胸の奥にしまっていたさまざまな思い「悲しかったなあ、苦しかったなあ、どうしてあんなことになったんだろう」マイナスな思いが見え隠れするかも。その感情を隠そうとしたり抑えようとせず、出していきましょう。苦しかったら、傷ついたなら涙を流し、そしてその涙と一緒に苦悩は《浄化》されていきます。

 

□良いエネルギーも悪いエネルギーも引き寄せる力が強い日です。気持ちが高ぶり、無茶してしまうこともあります。何気ない日常であっても《強い月のエネルギー》を浴びていると忘れずに、出来れば家でゆったりと過ごしましょう。満月の夜に喧嘩や別れ話など大事な決断は避けてください。

 

《満月におススメのヨガポーズ》

花輪のポーズ/開脚前屈/仰向けでの合せきのポーズ/仰向けの木のポーズ/亡骸のポーズ（シャヴァーサナ）

 

▪️下弦の月（かげんのつき）

弓張月（ゆみはりづき）/二十三夜（にじゅうさんや）とも呼びます月齢22日前後/旧暦23日左半分が輝いて見える半月

満月で満ちたものを手放していく時期になります《放出》《解毒》のタイミング
ヨガでは馴染みの「デトックス」に最適な時期です

 

◎過ごし方◎

□運動で汗を流し肉体のデトックスをします

□白湯を沢山とり、カラダの老廃物を排出する意識をします

□整体や整骨院でコリをほぐしたりカラダのメンテナンスをします

□身の回りの不要物を処分、整理整頓していらないものをどんどん出していきます

□呼吸法やジャーナリング瞑想を行い、嫌な思い出にさよならして自分の心の中にもスペースを作ってみましょう

 

《下弦の月におススメのヨガポーズ》

半分の魚の王のポーズ/針の糸通しのポーズ/片足ワニのポーズ/捻った三角のポーズ/鳩のポーズ/牛の顔のポーズ/シューレースのポーズ